祇園祭 花傘巡行

■7月24日 花傘巡行
■京都市 八坂神社周辺(氏子区内)
■祇園石段下→四条寺町→寺町御池→河原町御池→四条河原町→八坂神社

2014年から祇園祭は、山鉾巡行や宵山の日程、巡行ルートなどが変更になりました。
前祭(さきまつり) 宵山行事:7月14日〜16日 巡行:7月17日
後祭(あとまつり) 宵山行事:7月21日〜23日 巡行:7月24日

“後の祭(あとのまつり)”と17日の“前の祭(さきのまつり)”が昭和41年に合併されたことにともない、後祭の行事が喪失したために興されたのが、花傘巡行のはじまりです。花傘巡行には現在のような山鉾巡行の形になる以前の祇園会の風流が多数取り入れられています。傘鉾10基余、子供神輿や獅子舞、祇園太鼓、馬長(うまおさ)稚児、鷺舞・万灯踊り、久世六斎、祇園囃子、そして、京都の花街の舞踊、京都織物卸商業組合など約1,000人が練り歩く華やかな大行列があります。

京都織物卸商業組合は、織商鉾と共に、織商組合員加盟商社社員の方々、ミスきもの・準ミスきものの方々およそ30名が参列されます。織商組合員の男性は供奉、女性は花傘娘として参加です。
織商鉾には、ミスきもの・準ミスきものである京都きものの女王の方が、古代~平安の装束を身に纏い、搭乗されます。
尚、京都プリンセスに選出された方が、花傘娘 (八坂神社宮司様が命名)の称号が与えられ、祇園祭の還幸祭(花傘巡行)に花傘娘として参列することができます。

花街である宮川町/祇園甲部/先斗町/祇園東から毎年、2花街が参加されます。
巡行後、12:30頃から八坂神社の舞殿で、舞踊奉納が行われます。

歌舞伎踊(先斗町お茶屋営業組合)
出雲の阿国が慶長八年(1603)京都の鴨川河原で演じた踊り。出雲の阿国は出雲大社の巫女で社殿修理の為諸国を勧進したと云われている。この姿は墨塗りの笠をかぶり紅の胸紐・小露の附いた白の千早に緋の切り袴、腰には金銅の瑶珞を吊し首に鉦をかけ手に撞木・扇を持っている。

小町踊(祇園東お茶屋組合)
当二条城と小町踊とは最も由緒深いものがありまして江戸時代の初め寛永の頃徳川将軍が朝廷の何候の節当二条城が所司代のはからいで宿舎に当てられたのであります。其時京の町々に小さい女の子等が集まって美しく粧をこらして乳母に守られながら京の町を踊り歩いたのが始まりであります。この歌を唄って太鼓を持ってテンテンと打ち囃して歩いたと文献にあります。

■京阪祇園四条駅より徒歩で約5分
阪急河原町駅より徒歩で約8分
JR京都駅より車で約15分
JR京都駅より市バス206番祇園下車すぐ
■問合せ先:八坂神社
住所:〒605-0073 京都市東山区祇園町北側625番地
電話:075-561-6155
FAX:075-531-1126
■Webサイト:
八坂神社 http://www.yasaka-jinja.or.jp/
花傘巡行
http://www.kbs-kyoto.co.jp/gion/06gyoji/gyoji/gyoji_24a_y.htm

2013年のお祭りレポート

平成25年7月24日(水)

祇園祭の終盤を彩る花傘巡行が行われました。子供神輿を先頭に、花や懸装品で飾った台車、花傘姿の女性、先斗町・祇園東の芸舞妓ら総勢約850人の行列が都大路を華やかに練り歩きました。行列は午前10時、東山区の八坂神社を出発。四条通や河原町通などを約2時間かけて歩きました。四条寺町の御旅所前では、各鉾が「くじ改め」をして、神社に帰着後の正午過ぎから、祇園太鼓や獅子舞などが奉納されました。
また、この日夜には「還幸祭」があり、17日から下京区四条寺町の御旅所に安置されていた神輿が八坂神社に還りました。早朝7時頃、豪雨のように降っていた雨も行列出発の10時前には止み、無事に御天気の中、巡行は終了しました。

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子供神輿がんばってます。

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花傘巡行も後ろに続きます。

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お旅所前では、各鉾が「くじ改め」をして、一礼します。

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時代衣裳を身に纏ったミスきもの の登場です。

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祇園東お茶屋組合:小町踊

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先斗町お茶屋営業組合:歌舞伎踊

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「お迎え提灯」でおなじみの鷺踊、暑いですよね(;O;)

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「万灯踊」の子供たち(*^_^*)

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最後は船鉾「くじ改め」、上手くいき拍手喝采でした(*^_^*)


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御旅所を過ぎ、八坂神社へと戻って行きました。

【お祭りレポートバックナンバー】

■祇園祭 花傘巡行
2012年 2011年