■7月中旬
■愛媛県今治市大三島町 大山祇神社参道~宮浦港前広場
■本州方面から 高速バス「福山駅 」(今治駅行き)から「大三島BS」下車、路線バス(宮浦港行き)に乗換、「宮浦港」下車
四国方面から 路線バス「今治駅」または「今治桟橋」(大三島方面行き)から「宮浦港」下車
「鶴姫」は大三島制覇を企む大内軍、迎え撃つ三島水軍の大将は大山祇神社の大祝(おおほうり)の娘。
幼い頃より女武者として育てられていました。二度の戦で兄を失った鶴姫は自ら陣頭に立ち、敵軍を撃退しました。再び来襲した敵軍により、今度は恋人を奪われました。悲しみの中鶴姫は軍船を率いて出陣し、敵軍に壊滅的な打撃を与えた後、ただ一人小舟を沖へ漕ぎ出し、入水したと伝えられています。
■主催:鶴姫まつり実行委員会
■問合せ先:しまなみ商工会大三島支所
住所:〒794-1304 愛媛県今治市大三島町宮浦5714-1
電話:0897-82-0795
FAX:0897-82-1311
■Webサイト:
三島水軍鶴姫まつり公式FBページ
https://www.facebook.com/tsuruhime.matsuri
今治市役所公式HP内 イベント情報ページ:7月
https://www.city.imabari.ehime.jp/event/?month=7
2007年のお祭りレポート
7月15日
愛媛県今治市の鶴姫伝説にちなんだ恒例の「三島水軍鶴姫まつり」が450年前の鶴姫の鎧を所蔵している大山祇神社から宮浦港周辺で15日に開催されました。
この鶴姫の鎧は、現存する日本唯一の女性用鎧といわれており、他の鎧と違って、胸の部分がふくらみ、ウエストがひき締まっており、女性らしい美しさを漂わせているのが特徴です。
瀬戸内海で勇猛果敢に戦った水軍たちの中には能島村上水軍の五代目総大将村上武吉をはじめ今に名を残す勇士も少なくありません。
その中の一人、唯一の女性戦士・鶴姫とは、天正10年(1541)、三島水軍の大将であり激戦の果てに討ち死にした兄に代わって三島水軍を率いた人物です。
このお祭では例年、太鼓披露や三島櫂伝馬レース大会、花火大会などが行われますが、大山祇神社から宮浦港までの間を鶴姫と大山祇神社ゆかりの武士たちが練り歩く武者行列は、時代絵巻が繰り広げられるかのようで見ものです。
本来なら14日、15日と2日間開催なのですが、台風の影響で今年度は15日のみの開催でした。14日に予定していた行事を15日にまとめて開催したので、役員の方々はあわただしい1日だった事と思います。
15日は午前10時半から、祭のメインイベントの鶴姫行列が大山祇神社境内を出発。曇り空ではありましたが、時々日差しが差し込むほどの天候の中、鎧をまとった武者姿の鶴姫の後に約百三十人の武者行列が続き、宮浦港までの約八百メートルの区間で壮観な戦国絵巻が再現されました。