岡県浜松市細江町 〜姫様道中〜

4月5日(土)・4月6日(日)

昭和27年に第1回目の「桜まつり姫様道中」が観光事業として開催されてから今年で57回目。桜が満開の晴天の中、『第57回姫様道中』が開催されました。
江戸時代東海道の今切(いまぎれ=新居)の難所を避ける道路として、浜名湖の北を通る「本坂道」は、宮家、公家、西国大名の貴婦人が好んで通ったと言い伝えられており、現在ではこの道は「姫街道」と呼ばれています。
その姫街道をちなみ桜の花が満開となる4月第1土・日曜日に開催される「姫様道中」、奴(やっこ)にかつがれた駕籠に乗った、参加する女性の中から選考委員会による選挙で選ばれたお姫様、それに続く腰元達等約100名余りの行列が、桜吹雪の舞う堤防や、気賀(きが)市街を歩き、時代絵巻を繰り広げました。
見物客が沿道でカメラ片手に待ち構えるのは、道中数箇所にて花笠を手に輪になって踊る「気賀音頭」の披露。数回に及ぶ練習で息のあった踊りを披露した後は奴による「奴振り」も披露され、見物客らを魅了していました。
姫様道中の当日には、地場産品をはじめ三遠南信地域の特産物を扱う店が建ち並ぶ「街道物産展(気賀商店街)」、多数のアーチストが写真や絵画、陶芸、版画、彫刻、クラフトなどで飾り付ける「姫街道アートギャラリー(気賀商店街及びその周辺)」、音楽やダンス、大道芸などの「街角ライブ・パフォーマンス(気賀商店街およびその周辺)」などイベントも盛りだくさん開催され、親子連れや観光客でにぎわいを見せていました。

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