島根県松江市 〜松江武者行列〜

4月5日(土)

松江開府四〇〇年祭の一環で、2005年までは松江鼕行列と同日に秋のイベントとして開催していた武者行列は、「松江開府400年祭」が開始される2007年より、そのオープニングイベントとして春に開催するようになりました。

今年が二年目となる松江お城まつりメインイベント「松江武者行列」が、勇壮な甲冑(かっちゅう)や色鮮やかな衣装に身を包んだ市民約230人が満開の桜のなか華やかに時代絵巻を繰り広げました。

午後0時半に同市天神町の天神ロータリーをスタートした城下町・松江の礎を築いた堀尾吉晴一とその子忠氏、孫忠晴ら行が勇壮かつ艶やかな衣装で松江城に入場する様を描く「松江武者行列」。

太鼓を携えた楽隊とほら貝、騎馬武者を先頭にした一行が松江市殿町の松江城までの1.6キロを、沿道の大勢の見物客に見守れながら練り歩く姿は圧巻でした。さらに公家役の二人が乗り込んだ牛車が後尾に付き、道中の松江大橋や島根県庁前では鉄砲隊や子ども武者、女武者が舞を披露する場面も。

このほか、360本の桜が満開となって花見客でにぎわう松江城では、滋賀県から招かれた彦根鉄砲隊が古式火縄銃を実演や、伝統芸能の和太鼓や神楽も披露され、城下町の春を彩っていました。

行列を終えた松江武者行列一行らと記念撮影をする場面も見受けられ、行列に参加した方々も笑顔でリクエストに応える姿も。

ちょうど桜も満開をむかえ、多くの見物客で大混雑ではありましたが、笛の音色にあわせ勇壮華麗に行進する姿に見物客の方々も気分はタイムスリップできたのではないでしょうか。

* *
* *
* *