第49回大聖寺十万石まつり

平成23年9月11日(日)

残暑厳しい中、大聖寺藩十万石の伝統と歴史を偲ぶと共に産業の発展を祈るまつりとして代々受け継がれている『第49回大聖寺十万石まつり』が開催されました。

大聖寺藩祖・前田利治を慕い、世界の名陶「古九谷」発祥の地として、産業の発展を祈るこのお祭りのメインは日本一の大皿を乗せた「古九谷大皿みこし」です。大皿の直径2.1m、重さおよそ2.5tを男衆300人が「ソイヤ、ソイヤ」の掛け声勇ましく担ぎ練り歩くと、見物客から歓声が上がっていました。厄年の男性が中心となって担ぐ、厄払いの神輿にもなっているようです。半被に身を包んだ男衆の威勢の良いかけ声が十万石の城下町に響き渡りっていました。そして、担ぎ上げ終了後には、餅まきもありました。餅まきは恒例行事となっていて、御持ちの中には当たりがあるようで、さまざまな景品がもらえたようです。市役所前のステージやイベント広場では、夜店も沢山出ていて、日中問わず大勢の市民でにぎわっていました。

2日間を通して花火大会、一芸パフォーマンスコンテスト、民謡祭、仮装しての早駕籠駅伝、十万石大鍋、輪踊りなど内容も豊富で家族連れで楽しめるお祭りとなっていて、今年は、東日本大震災の復興を願い「がんばれ日本、がんばろっさ大聖寺」をテーマに掲げたお祭りとなっていました。

「古九谷大皿みこし」の他に、地元の4年生〜6年生が参加する小学生子供時代行列も行われました。最初は見慣れない時代衣裳に戸惑いもあったように見えましたが、きれいに化粧をしてもらい、髪の毛もセットしてもらい、着付けをしてもらうとスッカリ気分は江戸時代に。「これは何に使うんですか?」と衣裳のパーツに興味を持った小学生達の質問攻めにあいました。

この週末は残暑が厳しく、出発する12:30になると影も少なくなり、外で待機するだけでも汗をたくさんかかれていましたが、役員の方々の細かな配慮により、水分をたくさん取ったりしてがんばって歩いていらっしゃいました。休憩場所になった介護センターでは玄関前で入居者の方々がお出迎えをされていて、一緒に写真を撮ったりする姿もありました。みなさん暑い中、手を振って外で出迎えてくださっていたこともあり、参加者のみんなも元気よく挨拶が出来ていたと思います。あまりにも天気がよく、残念ながら行列を最後まで行くことは断念し、途中で中止となりましたが、親族の方々はたくさん写真を撮っていらっしゃったので、とてもいい記念になったと思います。

大聖寺十万石まつり 大聖寺十万石まつり
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