平成22年1月12日（火）
成人の日に行われるこの成年祭は、崇敬者の中の成人に達した男女を招いて、今後の人生に大神のご加護がありますようにと祈られる行事です。祭典の後宮司より成人を迎えた方々に祝いの言葉が述べられます。
また、参集殿ホールにおいて平安時代の貴族・鎌倉時代の武家・江戸時代の町人等の元服式の実技が行われました。
それぞれの時代の衣裳を身にまとった参加者らは当時の成人の儀を再現。なかでも平安時代の女性の裳儀の再現はとても華やかです。白衣と長袴を着装した女性が色鮮やかな十二単を着られます。一枚一枚重ねていくごとに自然の様子から参考にしたとされる色鮮やかな装束の様子が見られ、また、十二単を着せる衣紋者も色とりどりの袿をまとい、とても華やかでした。
そのほか、年のはじめに行われる五穀の豊凶と景気の吉凶を占う御弓始の神事・奉射祭なども行われ、新年の伏見稲荷大社が大層賑わいを見せていました。
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