京都府京都市 伏見稲荷大社『成年祭』

平成23年1月10日(月)

成人の日に行われる『 成年祭 』は、崇敬者の中の成人に達した男女を招いて、今後の人生に大神のご加護がありますようにと祈られる行事です。初詣に訪れる方々でにぎわう境内で行われるので、知らずに参拝された方々も平安王朝絵巻さながらの神事に見入っていらっしゃいました。また、本殿にて神事が執り行われた後、参集殿ホールにおいて平安時代の貴族・鎌倉時代の武家・江戸時代の町人等の元服式の実演が行われました。

毎年たくさんの見物の方が参集殿に集まられます。

伏見稲荷大社は全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮です。711年に稲荷大神が稲荷山の三ヶ峯に鎮座したことからはじまります。商売繁昌・家内安全の守護神として信仰され、初詣に訪れる人で境内は賑わいます。一番の見所である鳥居のトンネルは千本鳥居と呼ばれ、日に照らされた朱色のグラデーションが幻想的な雰囲気です。奥社奉拝所にはキツネの絵馬がたくさん奉納されており、ひとつひとつキツネの表情が違っていて面白いです。

また、12日には 『 奉射祭 』も行われます。『 奉射祭 』は新年にあたり邪気や陰気を祓い陽気を迎え入れる行事です。お山祭場で副斎主が天地四方を神矢で射た後、神職二人がオロチに見立てた長さ13m、太さ20cmの大注連縄の中央にある大的に神矢を射ます。古来は矢の当たり方によって今年一年の五穀の豊凶を占っていたそうです。

日 時:平成23年1月10日(月)
開催場所:京都府京都市 伏見稲荷大社
料 金:境内参拝無料(ただし祈祷など有料)
アクセス:京阪「伏見稲荷」駅より徒歩約5分、JR奈良線「稲荷」駅より徒歩すぐ

成年祭 成年祭
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