平成24年10月20日(土)
宇治田楽まつり実行委員会では、失われた宇治の文化遺産である田楽の復興をテーマに、宇治市民が主体となった芸能まつりの創出に力点をおいて、平成10年から活動を行ってこられています。 当初は野村万之丞氏作の「楽劇大田楽」の公演でしたが、平成13年からは市民手作りのオリジナル作品「宇治田楽」の制作を開始し、「楽劇大田楽」と併せて公演されています。 そして、平成15年にはついに「宇治田楽」の単独公演を行っていらっしゃいます。 「宇治田楽」はまさに市民の手によって創作・復興された市民の芸能であるといえます。公募で集まった市民の方々と共に、秋の日の暮れより宇治川中州に幻想的な平安絵巻を繰り広げます。
晴天で、夕暮れを過ぎると気温も下がった中ではありましたが、幻想的な世界が広がる中、無事終演となりました。
- 会場へ渡る橋に色とりどりの旗が掲げてありました。
- 開演前の会場は凛とした空気がはりつめていました。
- 入場。皆さん緊張の面持ち。
- 続いて月の使者・子うさぎの登場。
- 月の使者・子うさぎたちは、大地の恵み、稲の初穂てにぴょんぴょんと飛び跳ねおどり、やがて宇治川に棲む水神を呼び覚まします。
- 演奏をしている方や、出番を待機している皆さんも緊張の面持ち。
- 初穂を持って祝いの踊り。
- 子うさぎたちも踊りに加わり、さらに盛り上がります!
- 実行委員の方々も装束に着替え、祝いのお菓子を巻かれました。
- 振り鈴や鼓、太鼓などのリズムが活き活きと打ち鳴らされる中、獅子舞なども登場し、踊りは最高潮を迎え、最後には演者、観客の皆さまといっしょに「さんやれ(さちあれ)」と声を掛けあい、終演となりました。