大阪府東大阪市 石切剱箭(つるぎや)神社節分祭 豆まき神事

平成23年2月3日(木)

節分は、季節の分かれ目の意味で、元々は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のそれぞれの前日をさしていました。節分が特に立春の前日の2月3日をさすようになった由来は冬から春になる時期を一年の境とし、現在の大晦日と同じように考えられていたためです。立春の節分に豆をまく「豆まき」の行事は「追儺(ついな)」と呼び中国から伝わった風習です。

東大阪市にある石切神社では毎年、絵馬殿にて朝11時に1回、続いて昼1時、3時と計3回、その年の年男年女によって福豆とお餅がまかれています。

今年の2月3日も、福を求める大勢の参拝者たちで賑わっていました。
神社の菅長をはじめ、神官や崇敬者の方々が裃を着用し、豆・落花生・おもち等をにぎやかにまき、厄除けを祈願してくださいます。

おもちの中に抽選券が入っているので豆まきが始まると皆さん「おもち投げて〜」「こっち〜こっち〜」 「わぁ〜わぁ〜」などという声が、あちらこちらで聞こえていました。
豆まきで獲得した抽選券、1枚につき1回抽選ができます。抽選の景品ですが、特賞が海外旅行と毎年とても豪華な景品の抽選です。その他、国内旅行券や御食事券など特等〜7等までハズレくじ無しの盛りだくさんの景品となってました。

抽選会場近くにて厄除けぜんざいも約3000食用意され、来られた方々にふるまわれました。また、今年は献牛舎にて ゆるキャライベント(豆まき)と物産展、大道芸なども行なわれました。
ところで、皆様『いしきりん』ってご存知ですか?
石切神社に来る子供づれの家族など若い世代が増えたこともあり、石切参道青年部が立ち上がって生まれたキャラクターが『いしきりん』です。
『いしきりん』他、5体のゆるキャラ達の、ご当地物産の販売、参道練り歩きに撮影会やグッズ販売なども行われ、子供たちに大人気でした。

しかも、豆の袋にはそれぞれゆるキャラのイラストシールつき。さらに、非売品のいしきりんの“あめちゃん”も混じっていて、子どもたちは必死に飛んでくる袋をかき集めている姿が可愛く、とても賑わっていました。

・近鉄奈良線石切駅から徒歩で15分
・近鉄けいはんな線新石切駅から徒歩で7分