春日若宮おん祭

平成23年12月17日(土)

奈良市・春日大社の摂社・若宮神社の例祭「春日若宮おん祭」のメイン行事「お渡り式」が17日行われ、時代装束の行列が奈良市内の春日大社周辺を中心に練り歩かれました。

「おん祭」とは、春日大社の摂社である若宮神社の祭礼で、今年で876回目となる天下太平と五穀豊穣を祈るお祭りとして途絶えることなく途切れることなく今日に続く祭礼です。平安から江戸に至るまでの風俗や芸能をそのまま残していることから、“生きた芸能史”とも呼ばれ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

17日に行われました「お渡り式」とは神が遷座した仮殿「お旅所」に芸能を奉納する人たちが向かう儀式で、関白の代理を務める日使(ひのつかい)や馬長児(ばちょうのちご)らが、鮮やかな衣装に身を包んで約3キロの道のりを行列をされます。

「日使(ひのつかい)」を先頭に物詣姿、巫女(みこ)や流鏑馬稚児など続き、色鮮やかな御幣(ごへい)をかかげた「田楽」の一団など、時代装束約1000人からなる「お渡り式」は豪華絢爛で観光客らの注目を集めていました。

また同日午後より行われました「お旅所祭」では、東日本大震災と紀伊半島豪雨災害からの復興を祈願する「別願(べちがん)舞楽」が約300年ぶりに行われたことでも注目されました。

春日若宮おん祭 春日若宮おん祭
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