愛知県一宮市 第56回 おりもの感謝祭一宮七夕まつり

平成23年7月28日(木)〜31日(日)

華やかな吹き流しが風に揺れる本町商店街も有名な一宮市の夏の風物詩、『 第56回 おりもの感謝祭一宮七夕まつり 』が7月28日から31日まで開催され、4日間で132万人もの人出で賑わい、盛況のうちに閉会しました。

「おりもの感謝祭一宮七夕まつり」は、繊維の街として栄えた地元商店街が、織物と縁の深い牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)にちなみ56年に始まったお祭りです。今では市民の夏の最大イベントとして根をおろし、その飾り付けの絢爛豪華さは、仙台・平塚の七夕まつりとならび日本三大七夕まつりの一つとして称賛され、愛知県一宮市の夏の風物詩として毎年130万人を超える人出でにぎわいます。
また、このお祭りにはパレードや演奏会、太鼓や民謡など多彩な催しが多く、メイン会場の本町商店街は1000本以上の七夕飾りで彩られていて、風になびき、訪れた人たちの涼を誘っていました。毛織物産地として栄えた児童手作りの飾りには「東北の人たちが元気でいられますように」など、震災被災地へのメッセージもありました。

そんな多彩なイベントの中でも主要行事となるのが、一宮商工会議所から真清田神社までの300メートルの間をパレードする「御衣奉献大行列(おんぞほうけんだいぎょうれつ」」です。「御衣奉献大行列」は特産の毛織物を奉納する時代行列で、真清田神社の摂社、服織神社の織物の神様に特産の織物を奉献する行列です。笛を吹き先導する伶人、奉献の品を運ぶ白装束の白丁、小さいながらも勇敢な鎧姿の少年武者、少女武者、奉献使、裃姿の服従、色とりどりの裃姿を着た民謡踊りに参加される方々、舞姫姿のミス七夕ら6名なども加わり、約300名の大行列が繰り広げられました。

台風の影響の心配も少しありましたが、当日は夏本番のような暑さとなり汗をいっぱいかいていらっしゃいましたが、商店街は屋根があり、多少涼しくなっていたので、みなさん最後まで元気に練り歩いていらっしゃいました。また、母神が織物の神様として知られ、一宮地方の織物業が発達したと言われている真清田神社では七夕まつりの期間限定で燃え盛る火をくぐり、けがれを祓い落とす“火の輪くぐり”がありました。神社内にある服織神社では舞楽奉納も行われ、浦安舞(うらやすのまい)などが奉納され、境内もたくさんの見物の方々でにぎわっていました。

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