兵庫県 たつの市 ~ 龍野さくら祭 ~

4月1日

脇坂藩5万3千石の城下町でもある龍野市は武家屋敷、白壁の土蔵が今でも残り、『播磨の小京都』とも呼ばれています。また、県下有数の桜の名所でもあり、一目3,000本とも言われる桜が一斉に咲き誇る中、3月31日より開催中の「第56回龍野さくら祭」のメインイベントの一つ、騎馬武者・徒歩武者・子供武者など総勢300数人武者が甲冑(かっちゅう)姿で練り歩く『龍野武者行列』が開催されました。
武者行列は明治時代、旧脇坂藩士が鎧(よろい)、兜(かぶと)姿で先祖を祭る龍野神社の神事に参ったのが始まりとされていて、戦争などによる二度の中断を経て、1977年、地元有志でつくる龍野神社奉賛会が復活させた行列です。
行列は午後1時、ほら貝の音とともに、神社近くの紅葉谷を出発。銅たく、陣太鼓を鳴らし武者が町家や蔵が点在する城下町の風情が漂う景観形成地区と市役所周辺を練り歩きました。
当日は「ミスたつの」のお披露目式や茶会、邦楽演奏会、スタンプラリーなどもあり、約五万人の人出でにぎわいました。

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