奈良県大和郡山市  ~ 大和郡山お城まつり ~

4月1日

サクラの花が咲き始めた大和郡山市城内町の郡山城址一帯で開催される春恒例の行事 『 第47回大和郡山お城まつり 』 のメインイベント、『子供時代行列』が1日開催されました。

『大和郡山お城まつり』は、昭和36年(1961)に城址の天守台始めそのまわりの石垣の中に多数の石仏、 墓石が積込まれているのを知り、これらの石仏並びに城史有縁の諸霊を慰めることが、大和郡山市の発展につながると考え、 自ら陣頭に立って市民有志より浄財をあつめ始めた行事です。 最初の年は子供の日に行われましたが、次の年からは明治40年(1907)以来、 桜花の開花期に毎年開催されていた金魚品評会に合わせて行う様になりました。 そして今日まで古い伝統と歴史のあるいろいろな行事が、4月の上旬に集中して催されるようになりました。

当日は曇り空のなか、鎧兜を身にまとった武将や、藩主、馬に乗り颯爽と歩く武田信玄、鉄砲隊や槍隊、お揃いの着物姿の侍女、薙刀を持ち威勢のいい女武者など、総勢約500名もの行列が外堀緑地を出発、先頭を歩く太鼓隊の音に合わせ行列は市内中心部の2キロあまりの道のりを悠々と練り歩きました。

源義経を護ったといわれる白い狐を祭る源九郎稲荷神社の白狐お渡りでは、おしろいを塗って狐の面を被り白いシッポを付けた小学生たちが登場、独特の白狐囃子に合わせて踊る子どもたちのかわいらしい姿を、沿道に集まった見物客らが温かく見守っていました。

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