兵庫県赤穂市 〜赤穂義士祭〜

12月14日(金)

忠臣蔵のふるさと・兵庫県赤穂市で十四日、「赤穂義士祭」が開かれました。104回目となる今年は、パレードコースを一部変更し延長。例年の義士行列など城下町のにぎわいを演出し、華麗な元禄絵巻を繰り広げました。

メーンの忠臣蔵パレードは市内小学生による金管バンドを先頭に、赤穂城跡大手門前から市道千鳥線を経由し、JR播州赤穂駅前までの約1.3キロを練り歩きます。
赤穂義士娘の輿(こし)道中や大名行列などに続き、忠臣蔵の名場面を車上で演じる「山車」、クライマックスの義士行列まで、城下町を舞台に約1500人が時代装束に身を包み雄大な行列を繰り広げました。沿道に詰め掛けた観光客らは目の前で次々と繰り広げられる時代絵巻を楽しんまれたことでしょう。

また、前夜祭では、大石内蔵助が好んだというニラ雑炊の振る舞いがあったり、赤穂城跡では実際には造られることのなかった“幻の”天守閣のイルミネーション、義士ゆかりの花岳寺や大石神社などでは約1000個もの灯篭によるライトアップ、当日は物産市や屋形船の遊覧、「忠臣蔵」にゆかりのある各地の特産品を集めた物産展など、多彩な催しも祭りを盛り上げていました。

赤穂市の赤穂義士祭で行われた義士行列には、一般公募の市民や地元の高校生たちが参加した。白黒の「討ち入り装束」に身を包んだ大石内蔵助ら四十七士にふんし、赤穂城跡大手門前からJR播州赤穂駅まで約1時間かけて行進。同駅前では、行列の締めくくりとして「エイ、エイ、オー」と勝ちどきを上げると、見物客から大きな拍手が送られていました。

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