矢掛の宿場まつり

平成26年11月9日(日) *平成26年度のお祭りは終了しました。

第39回矢掛の宿場まつり大名行列

国重要文化財の旧矢掛本陣、同脇本陣が現存する旧山陽道沿いの矢掛商店街(岡山県矢掛町矢掛)一帯で11日、「矢掛の宿場まつり大名行列」が開催されました。往時の面影を残す町並みを舞台に、殿様や奉行などに扮(ふん)した約90人が優雅な時代絵巻を繰り広げ、大勢の観光客でにぎわいました。1976年から続くまつりの歴史で初めてという雨の中、行列の一行は衣裳の上からカッパの雨よけをまとい出発。「下ーにー、下に」の掛け声に合わせて旧道約700メートルを一歩一歩進みました。 奴頭(やっこがしら)は片足で左右に飛び跳ねるコミカルな動作を披露、沿道から歓声と拍手が送られました。今回初めて公募で選ばれた姫君役と奥方役もきらびやかな打掛姿でカメラマンの注目を集めていました。

本来雨天の場合、行列を中止とさせて頂く中で、小雨決行で大名行列を開催させて頂きました。昭和51年9月8日から13日にかけて60年振りと言われる豪雨をもたらした台風17号は矢掛町に空前の大災害をもたらし、とりわけ低地の矢掛市街地は大半が床上浸水するという甚大な被害を受け、矢掛商店街の人々は心身共に疲弊し、明日への活力を失いかけていたそうです。その時、大通寺のご住職や経営指導員が、商店街の復興を期して大名行列の開催を提唱し、意気消沈の役員の説得をはじめ、財源確保に奔走するなど、熱意が困難を克服して、同年11月「矢掛の商工まつり」“大名行列”の実現に至りました。そんな長年の思いもあり行列開始直前まで大名行列実行委員会と㈱井筒企画の話しあいのもと、出演者全員にカッパの着用と菅笠にもカッパをし小雨の中行列を開催することを決めました。関係者の思いが届いたのか後半は、いつ降り出すかわからない曇り空でしたがなんとか雨も上がりました。

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前日、姫・奥方・腰元部屋の準備風景です。

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井原電鉄では、電車の中吊りに
宣伝ちらしがあちらこちらに掲載
されておりました。
JR西日本でも宣伝されてるそうです。

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小雨の中、始まりました。

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本陣前では、一旦観光客の為に記念写真時間になりました(*^_^*)

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腰元2人は、昨年近習役で参加しどうしても、
腰元役で参加したく念願かなった笑顔です(*^_^*)

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奴ぶりも1ヶ月前からの練習の成果が出ておられました。
本当にお疲れ様でした(^_^.)