稲爪神社 秋まつり/牛乗り神事と神幸祭

■平成25年10月12日(土)~13日(日)
■兵庫県明石市
■山陽電車 人丸前駅 徒歩5分

稲爪神社の秋祭りでは、悪疫・災難払い、五穀豊穣を願うものとして江戸時代から伝わる「大蔵谷の獅子舞」(県指定無形民俗文化財)が行われます。二人立ちの獅子とヒョットコ・オカメの面をかぶった大男がこっけいなしぐさをしながら独特の囃子に合わせて踊ります。他に、「大蔵谷の牛乗り神事」「大蔵谷の囃口流し」(共に市指定無形民俗文化財)なども行われます。
大蔵谷の牛乗り神事は、勇神社の縁起を伝える神事で不死身の鉄人の連れてきた牛とされ、戦いの後殺してしまうのは可愛そうと太寺村に連れて行き飼育し、神社創建後、祭りには小千益躬に扮した人(古くはむらおさとされる)がこれに跨り、神事の中で「千年も万年も大蔵谷の浦において千と万と大祝い小祝いつづき候」と呪文を唱え、大蔵谷一帯の隆昌安泰を祈念したと伝わります。この際、牛乗りが撤く福銭を拾うと幸せになると云われます。儀式は、牛乗りの座す王党の陣屋と牛乗りの儀式を司る大党の当宿の間を使者が儀式を運営するための口上を次々と唱えながら、七度半行き来する作法は興味深いものです。大統と称す家が儀式を司るのがしきたりとなっています。(明石市指定無形文化財)

■主催:稲爪神社
■問合せ先:稲爪神社
住所:〒兵庫県明石市大蔵本町6-1
FAX:078-911-3143

2013年のお祭りレポート

平成25年10月13日(日)

秋まつり/牛乗り神事と神幸祭

神事として本官の夕刻神社内で牛乗りの陣屋と儀式を司る大統の当宿との間を、儀式のやり取りの為の口上を述べながら七度半行き来し、最後に子供の牛乗りが「千年も万年も大蔵谷の浦において、千と万と大祝小祝いつづき候」と幸運を授ける呪文を唱えます。人幡神社から稲爪神社への参拝行列と間「福銭」を撒きながら進んでいきます。幸運を授かろうと多くの参拝者が街道を埋めました。

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昔は本物の牛を使い、大人が扮装していたようです

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「牛乗り人」が座す王党の陣屋

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そして、記念撮影。お疲れ様でした(*^。^*)

【お祭りレポートバックナンバー】

■兵庫県 明石市  ~稲爪神社 秋まつり/牛乗り神事と神幸祭~
2012年